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2019年4月12日 葬儀までに準備する「戒名」なぜランクがあるの?

葬儀までに準備する「戒名」なぜランクがあるの?

仏教式でお葬式を行う場合、葬儀までに必ず準備するものの一つに戒名があります。

戒名とは、授戒を受け仏の弟子となった証として授けられます。「死出の旅」と言いますが、人は亡くなったら極楽浄土を目指して仏の世界を旅するという思想の元、亡くなった人は仏の弟子になると考えられているため葬儀の前に戒名を僧侶によりつけてもらいます。戒名にはランクにより値段の差があります。地域にもよりますが、値段の低い物で20~30万円、高い物ですと100万円を超すこともよくあります。

仏教は万人平等であるのに、なぜこのようなランクができたのでしょうか。それは江戸時代にさかのぼります。江戸時代は幕府が「寺請制度」という、寺院がその家の葬祭供養を行い、家は寺院を支援するという宗教統制制度が徹底されました。いわゆる菩提寺と檀家の関係です。

この場合の「支援」とはお布施で、檀家のお布施(読経などへの謝礼と寄付)により寺院は維持されているため、より多くの支援をしてくれる檀家の家族が亡くなった時には、寺院はより高い見返りを返すということで、高い位の戒名を授けるようになりました。今は菩提寺を持たない家が増えているため、葬儀者に紹介された僧侶に戒名をつけてもらうことも多々あり、「高い位を値段で買う」という現象が起きていますが、元々は寄進の多い檀家に高い位の戒名を授ける(そのお布施も高額になる)という逆の順番の発想から発生している現象なのです。

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